カジノ法案とは

カジノ法案とは正式名称を特定複合観光施設区域の整備に関する法律案といって、2013年12月に取りまとめられた法案のことをさします。国際観光産業振興議員連盟、別名カジノ議連によって作成され、自民党や日本維新の会、生活の党の3党で衆議院に共同提出されました。2014年の通常国会をめどに、法案の成立をもくろんでいます。

カジノ法案とは簡単に言ってしまうと、日本国内でのカジノ合法化の推進を行うための法案です。海外のカジノのような感じで、カジノと宿泊施設が一体になった特定複合観光施設を新たに設定して、国から許可を受ければ、民間事業者がカジノの運営ができるようになります。刑法ではカジノは賭博の一種として禁じられていますが、その解禁を目指しています。ちなみに特定複合観光施設のことは、統合型リゾートとか、IRといった名称で紹介されることもあります。

カジノを合法化する目的で大きいのは、経済効果です。観光産業と地域経済の活性化を一気に狙えるとみられています。特に2020年には東京オリンピックが開催されることも正式に決定されて、海外から多くの観光客がやってくることが見込まれています。オリンピックの経済効果との相乗効果で、さらなる経済効果が期待できると考えられています。

しかし一方でカジノ解禁することで、治安の悪化も懸念されています。青少年への教育の悪影響など、クリアしないといけない課題も数多く残されているのも事実です。

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